心房細動は致死性の脳梗塞を起こす怖い不整脈です
世界最速の左心耳閉鎖とアブレーション術で
心房細動と戦う“患者さんに優しい”心臓内視鏡外科治療
WOLF-OHTSUKA(ウルフ-オオツカ)法1000例の経験をご紹介します


 都立多摩総合医療センター 心臓血管外科
 日本左心耳クラブ(Japan LAA Club)代表
                    
 大  塚  俊  哉 (心臓血管外科専門医)
               本当に怖い心房細動と戦う新しい治療法:
                WOLF‐OHTSUKA 低侵襲内視鏡外科手術     

ニュース&トピックス

2018.11.14
10.26 CCTサージカル(神戸)にて左心耳マネジメントシンポジウム
2018.11.14
10.25 HEART BRAIN CONFERENCE (神戸)にて講演
2018.09.17
09.15 豊洲心臓カンファレンスにて左心耳マネジメントについて講演
2018.08.14
2018.08.13 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト「不整脈治療の最前線」でWO法が紹介されました
2018.07.01
2018.06.30 循環器疾患研究会にてWO講演(山の上ホテル:東京)
2018.06.04
2018.05.28 循環管理セミナー(佐賀県嬉野市)にてWO講演会
2018.03.31
日本左心耳クラブ 動画サイト 開設しました
2018.01.25
2018.01.28 米国胸部外科学会(STS)にてWO法の発表
2018.01.08
2017.12.16 「日本左心耳クラブ」発足(第一回ファカルティミーティング開催
2017.11.28
2017.11.25 関東 MOMIJI forum にてWO講演会(ウェットラボ)
2017.11.28
2017.11.24 山梨循環器研究会にて講演会
2017.11.22
2017-11-11 日本胸部外科学会地方会ランチョンセミナーにてWO左心耳切除法の講演
2017.09.30
09-30 日本心臓病学会シンポジウムで口演
2017.09.30
2017.09.28 日本胸部外科学会シンポジウムにて口演
2017.09.20
09.19 前橋中央病院(前橋市)にてWO講演
2017.09.16
09.14 日本不整脈心電学会にて口演
2017.09.10
2018年 米国胸部外科学会(フロリダ)にWOアブレーション術の演題が採択されました。
2017.09.08
09-06 読売新聞にWO左心耳閉鎖の術式と患者さんの体験談が掲載されました
2017.09.08
8.31 読売新聞医療ルネサンス25周年特集記事でWO法と患者さんの体験談が紹介されました。
2017.09.08
09.03 チューリッヒで開催された左心耳マネージメントコースでWO法の講演
2017.07.29
2017-07-28 広島不整脈研究会(広島市)にて講演
2017.07.27
Wolf-Ohtsuka法 手術動画をアップしました。
2017.06.24
9月1-2日にチューリッヒで開催される「左心耳マネージメントコース」の国際ファカルティに就任。指導講演を行います。
2017.06.24
2017.06.24 WO手術の見学者(ドクター他医療関係者)がのべ200人を超えました!
2017.06.24
2017.06.23 大分にて手術指導およびレクチャー
2017.06.16
2017 06.09 国際低侵襲心臓胸部外科学会(イタリア・ローマ)にて左肺静脈・左心耳一括隔離術について口演
2017.04.08
2017-03-31 胸腔鏡手術スプリングセミナー(沖縄)にてW-O講演
2017.03.27
2017-3-24,25 W-O講演会および手術指導(山口市)
2017.03.20
2017.03.17, 19 第81回日本循環器学会総会 コントロバシー、ミート・ザ・エキスパートにて口演
2017.02.14
Advancing Anticoagulation Treatment Conference (岡崎市、愛知)にてWO講演会
2017.02.08
6月ローマで行われる国際低侵襲心臓胸部外科学会(ISMICS)にW-O手術法の臨床結果が採択されました(口演)
2017.02.03
02.02 佐久医療センターにて手術デモンストレーションおよび講演会(長野県佐久市)
2017.01.21
2017.01.19 千葉不整脈研究会にて講演(千葉市)
2016.12.11
12.10 日本内視鏡外科学会シンポジウムにて口演
2016.12.05
12.3 北海道循環器病院主催市民セミナーにてW-O法の講演
2016.11.11
11.09 不整脈外科フォーラムにて講演(前橋)
2016.11.08
読売新聞 医療版 ヨミドクターにW-O法が掲載されました。
2016.10.31
2016.10.28 国際低侵襲心臓胸部外科学会(京都)にてW-O法の口演
2016.09.10
2016.09.09 静岡抗凝固カンファランス にて講演会(静岡市)
2016.07.05
2016.07.15 日本不整脈学会(札幌)シンポジウム(左心耳閉鎖法)にて講演
2016.07.05
2016.07.02 日本低侵襲心臓血管外科学会(大阪)にて講演
2016.07.05
2016. 06.18 モントリオール・ハート・センター(カナダ)にてWolf-Ohtsuka法の講演
2016.07.05
2016.06.13 テキサス大学メモリアル・ハーマン病院にてWolf-Ohtsuka法の講演
2015.12.06
2015.12.05 第6回近畿不整脈デバイス懇話会(大阪)にてW-Oの特別講演
2015.11.19
2015. 11.18 大分県 不整脈研究会にて W-O法の講演
2015.11.19
2015.11.16 週刊ポスト 医心伝身 にW-O法が紹介されました。
2015.11.19
2015.10.31 静岡不整脈研究会にてW-O法の講演
2015.10.31
2015.10.30 ウルフーオオツカ法のライブ手術を神戸に生中継(CCTサージカル)
2015.10.20
10.19 東京女子医大循環器科主催「MEET THE EXPERT」で講演を行いました。
2015.10.14
2015.10.13 循環器研究会(東京 浦安)にて講演
2015.09.21
2015.09.18 世界不整脈学会(北京)でW-O法の講演
2015.09.05
09.04 第20回 山の上循環器セミナー (神田駿河台)にて講演しました
2015.09.03
8月31日 読売新聞 「医療ルネサンス」にウルフーオオツカ法が紹介されました。
2015.07.04
07.04 「日本低侵襲心臓外科手術サミット」 のシンポジウム(東京、品川コクヨホール)においてW-O法の口演。
2015.07.03
9月 世界不整脈学会(北京)から招請講演依頼がありました
2015.07.02
7.2 城南循環器研究会にてW-O法の講演(目黒雅叙園)
2015.07.01
「患者さんからのお便り」を追加しました
2015.06.27
6.27 胸部外科学会関東甲信越地方会にてケースレポート
2015.06.25
つくば市での講演内容が茨城新聞(6.24)に掲載されました。
2015.06.21
6.20 ウルフーオオツカ法 市民講座開催 (つくば市)
2015.05.22
5.21 君津市にてW-O法の講演会
2015.05.14
10月30日 CCTサージカル(神戸市)においてW-O法のライブ手術(予定)
2015.05.14
W-O法の市民セミナーを行います! 患者さんや日頃心房細動の患者さんを治療されている開業医の先生方が対象です。 場所: イーアスホール(イーアスつくば2F)茨城県つくば市(つくば駅下車すぐ) 日時:6月20日(土曜日)14:00- 内容:心房細動と脳梗塞の話、W-O法の解説、患者さんによる体験談など
2015.05.14
5.21 AF Specialist Seminar にて W-Oの講演会(千葉県君津市)
2015.05.14
週刊文春 病院情報ファイルにW-O法が紹介されました
2015.03.10
03.10 姫路Circulation Clubにて講演
2015.03.08
03.06 関西不整脈研究会にてWOLF-OHTSUKA法の講演会(大阪)
2015.02.19
2.18 日本心臓血管外科学会にて口演
2015.01.20
日経メデイカル1月号に WOLF氏のインタビュー記事が掲載されました
2014.12.01
2015年3月12日 CIRCULATION CLUB (姫路市)でW-O法の講演
2014.11.17
日本医事新報 「プロからプロへの質問」欄に投稿-「左心耳切除術の塞栓予防効果」に対する回答
2014.11.16
10月30日 WOLF氏とともに日経MEDICALの取材
2014.11.09
11月1日 香川県高松市にてWOLF氏と市民講座および医師向け講演会
2014.10.11
2015年 3月 大阪不整脈研究会にてW-O法の講演
2014.09.20
9.19 府中市にて開催された「心房細動研究会」でW-O法の講演
2014.09.07
神奈川県相模原市で市民講座:本当に怖い心房細動‐〝切らない心臓外科治療法について
2014.08.19
11月1日 香川県にてWーO法の市民講座(患者さんの体験談もあり)
2014.08.19
8月29日:第30回東北心臓疾患研究会にてW-O法の講演(仙台)
2014.07.24
9月末に福岡で行われる日本胸部外科学会総会のパネルディスカッション:MINIMALLY INVASIVE CARDIAC SURGERYにW-O法の演題が採用されました。
2014.07.11
11月1日 香川県にてWOLF氏とジョイントレクチャーを開催します。
2014.07.06
7.5 第12回 播磨不整脈カンファレンスでW-O法の講演を行いました。
2014.05.26
科学評論社刊「循環器内科」5月号 に「非弁膜性心房細動に対する完全内視鏡下心臓外科手術:WOLF-OHTSUKA法」が掲載されました。
2014.05.23
5.23 都立駒込病院でW-O法のプレゼンを行いました―観血的(侵襲的)がん治療前に行う抗凝固離脱のための内視鏡下左心耳切除術
2014.05.20
5月16日 三重県松阪市にてWOLF-OHTSUKA法の講演を行いました
2014.05.02
7月:第29回日本不整脈学会にて、Dr AD (USA), Dr LaMeir (Netherland)とともに低侵襲心房細動手術のシンポジウムセッション、および心房細動治療の遠隔成績に関するシンポジウムにて口演
2014.04.10
7月に兵庫県姫路市の医師会主催の会でW-O法の講演。
2014.03.28
MEDICAL TRIBUNE に循環器学会総会シンポジウムでのW-O法についての発表内容が掲載されました。
2014.03.25
6月に神戸で開催される日本透析医学会学術集会にW-O法の演題が口演で採択されました。
2014.03.05
5月15日に招請講演(三重県松阪市)
2014.01.30
6月に開催される関西胸部外科学会(大阪)でW-O法の教育講演を依頼されました
2014.01.10
第39回日本脳卒中学会総会(大阪国際会議場)に演題「完全内視鏡下左心耳切除術: 非弁膜性慢性心房細動による脳梗塞予防のための低侵襲心臓外科治療法(第2報」)が採択されました。 セッション名:「心原性脳塞栓症1」 日時:2014年3月13日(木) 
2013.12.25
日経BP社刊 「明日を拓く55の技術」にWOLF-OHTSUKA法が掲載されました。
2013.11.21
11.20 鹿島循環器セミナー(茨城県鹿島市)にてW-O法の講演
2013.11.15
明日第9回Advanced Technology of Cardio-Vascular SurgeryのWETラボ講習会でW-O法のレクチャーと指導
2013.10.30
TFK腎臓病医療連携の会にて透析・慢性腎不全心房細動症例に対するW-O法の有用性につき講演しました。
2013.10.19
10月17日:日本胸部外科学会でW-O法について発表後、仙台市内のホテルにて「心房細動を考える会」主催の講演会でW-O法についてトーク
2013.10.11
ヨーロッパ心臓胸部外科学会で内視鏡下左心耳切除術について口演(10.7)
2013.09.11
第78回日本循環器学会学術集会 プレナリーセッション・シンポジウム にW-O法が採択されました。
2013.08.12
10.29 TFK腎臓病医療連携の会にて、透析症例におけるW-O法の有用性についてお話します。
2013.08.11
10月17日 「心房細動を考える会」主催の講演会でW-O法について講演します(仙台市)
2013.07.07
日本不整脈学会のパネルディスカッションでW-O法について発表しました(7月6日)。
2013.06.10
WOLF-OHTSUKA法の演題が第27回ヨーロッパ心臓胸部外科学会に採用されました!!!(10月7日; 開催地:ウィーン、オーストリア)
2013.06.10
6月8日 多摩不整脈研究会の特別講演でWOLF-OHTSUKA法の臨床結果についてお話しました。
2013.05.22
WOLF-OHTSUKA法よもやま話 をアップしました(ときどき更新します)。
2013.04.12
第28回日本不整脈学会総会にWOLF-OHTSUKA法の演題が採択されました! 日時・会場: 7月6日 16:00-17:00・グランドプリンスホテル新高輪(東京) セッション名: パネルディスカッション-心房細動「過去から未来へ;Strategyとその理論背景」 演題タイトル:“A New Therapeutic Strategy for Non-valvular Atrial Fibrillation Performed by Minimally Invasive Endoscopic Surgery”
2013.03.22
3月21日付の日刊ゲンダイにWOLF-OHTSUKA法がとりあげられました。
2013.02.21
JACC論文: ONLINE BEFORE PRINT
2013.02.12
日経メディカルにWOLF-OHTSUKA法を取り上げていただきました。
2013.01.21
第38回日本脳卒中学会総会にて演題『完全内視鏡下左心耳切除術: 孤立性心房細動による脳梗塞を予防する ための新たな低侵襲心臓外科治療法』 を発表します。 日時:3月21日(木)10:10~11:30 会場:グランドプリンスホテル新高輪、東京
2012.12.28
来年度より本治療をクリニカルパス化します。
2012.12.03
第77回日本循環器学会総会にて演題「Customized Surgery for Non-mitral Atrial Fibrillation Performed Entirely by Video-thoracoscopy」を発表します。 2013年3月16日(土) 8:30-10:10 セッション名 :Featured Research Session 09 (A)「Recent Advances in AF Ablation and Surgery」 会場 : 第8会場(パシフィコ横浜 会議センター)
2012.11.30
南江堂「胸部外科」11月号の“まい・てくにっく”に本手術法のコツが掲載されました。

はじめに

“I’m always searching for a better way of doing things. You must stimulate intellectual curiosity before you can be truly innovative." ー私は常に目的に対しより優れた方法を求めている。知的好奇心を発動しなければ、真に革新的なものは生まれない。

John B. Flege Jr MD  1929-2018

私(大塚)とウルフ氏の師である心臓外科医フレギー教授の言葉です。ウルフーオオツカ法が心房細動で悩む患者さんに対して少しでもお役にたつことができるなら、師から賜ったこの言葉のおかげです。

ウルフ教授から日本の心房細動の患者さんへのメッセージ

心房細動治療のスペシャリストとして、長年の経験で気づいたことは、心房細動の患者さんが求めることが2つあるということです。それは希望と不安をやわらげてくれる言葉です。

 

希望を持ち、不安を軽減するには、まず自分自身で学んでみてください。心房細動を治療する最新のくすり、技術、そして器械について勉強してみましょう。質問してみましょう。セカンドオピニオンも聞きましょう。自分の健康は自分で責任を持つのです。

 

世界中で、おおよそ3千万人の方が心房細動と診断されています。今や、すべての人が、その人自身が心房細動であるか心房細動の患者さんが知人にいる状況です。心房細動セミナーを中国の北京で開催しましたが、希望と不安の軽減を求めて、1200人以上の心房細動の患者さんの参加申し込みがありました。立ち見の会場しかなかったのに!

 

心房細動はどこの国でもありふれた疾患ですが、最新の研究によると、心房細動と診断された患者さんのうち、脳梗塞リスクの高い方の40-50%がまともな治療を受けておらず、5年間で10%の方が脳梗塞になったそうです。

 

私たちは一味違うことをやれます!私たちにご相談ください。希望を手に入れ、不安な気持ちをやわらげたいという目的もきっと達成できるはずです。

 

心房細動のない健康な生活をめざして。

 

テキサス大学 重症心不全心房細動外科部門 教授

メモリアル・ハーマン病院 心臓外科主任

 

ランドール ウルフ

Dr. R K WOLF Dr. T OHTSUKA

患者さんからのお手紙

3年前にWO手術を受けられた有名作家N氏から・・・

 

長年出版社を経営していて、新人作家としてのスタートは60代半ばからでした。幸いデビュー作が新聞、雑誌で取り上げられる幸運に恵まれて順調に第二の人生を歩んでいたのですが、70歳近くになってから激しい動悸や息切れで苦しむ回数が増えてきました。ある夜、酒席から帰宅した夜中に激しい胸痛、不整脈に襲われて、救急車で地元の公立病院に搬送され、心房細動のカテーテルアブレーションを施術されることになりました。

ところが手術は失敗に終わりました。同病院の執刀医からは、「右心房と左心房の間の障壁が厚くて強靱で、太股から通したカテーテルの針の先が厚いゴムの壁に撥ね返されて通らなかった。無理に通そうと頑張ったが出血が350cc を越えたので中止した」という術後の説明を受けました。

その後、心臓外科では東京有数の病院の診察を受けましたが、公立病院のデータを診た担当医から、「一種の心臓の先天的異形で当院でも手術はできない。薬で心房細動を抑えましょう」と、心臓内科にまわされました。その時、内科医から「日本で一人だけあなたを手術できる心臓外科医がいるが、受診してみますか」と教えられたのが、多摩総合医療センターの大塚俊哉先生でした。ワーファリンなどを一生服用する治療法は、軽いケガでも出血しやすくなるリスクがあると聞かされていたので、まさに地獄で仏に会った気分でした。

米国の心臓外科医WOLF 博士のもとで2年間にわたって心臓外科治療に専念され、ついにWOLF ― OHTSUKA 法という世界的に有名な「切らない心臓外科手術」を開発されたドクターだということなどをネットで検索して知りました。 

1か月後、運よく大塚先生の手術を受ける機会に恵まれました。新方式の手術と聞いていただけに内心不安もあったのですが、驚くほど軽快な外科手術でした。心房細動や脳梗塞を予防できる画期的な心臓外科手術は、骨や筋肉を切ることのない内視鏡手術でわずか50分ほどで終わり、信じられないことですが体への負担が軽いために術後三日ほどで退院できたのです。

大塚先生の手術を受けてすでに3年以上の歳月が経過しています。長年苦しんだ不整脈、息切れからも解放されて、有難いことに日々執筆活動に専念できるようになりました。体調回復に伴って仕事量が増えてきたため、目下のところ老作家は原稿執筆と酒席の回数をいかにしてセーブするかという新たな大問題をかかえて悩んでおります。

心房細動はなぜ怖い?・・・心房細動は脳の病気だからです

心房細動(心房動とは異なります)は稀ではない不整脈ですが、実は大変危険な不整脈であり、その最大の問題は脳梗塞などの(致死的)血栓塞栓症が何の前触れもなく突然起こることです。左心房内の血流が淀み、左心房から突出した左心耳という場所に血栓が作られ脳などの重要臓器に流れてしまうことが主原因であると考えられています。

 

2009年版の脳卒中データバンクによると、心房細動が原因の脳梗塞は脳梗塞全体の約20%を占め(参考資料1,2)、他の原因の脳梗塞と比べ死亡率が高く重い障害を残し予後が悪い(参考資料3, 4, 5, 6)という恐ろしい特色を備えています。死んでしまえばそれまでですが、重度の後遺症を抱えて生き延びれば長期の入院、リハビリ、高いレベルの介護が必要になるなど、家族への負担は言うに及ばず、限りある医療福祉資源への負担も大変大きなものになります。また、最近の調査によると―おそらく微小血栓により―心房細動の患者さんには認知症やうつ病が併発しやすい傾向があります。したがって“心房細動は脳の病気”といってもよいのです 

 
心房細動の患者さんの中でも、高齢の方以前脳梗塞になったことがある方糖尿病や高血圧症のある方などは、脳梗塞発症あるいは再発のリスクが高い(参考資料7)ため予防治療の必要性が高まります。80歳超の心房細動の患者さんに何も予防策を講じないと50%以上の方が脳梗塞を発症するという驚くべき報告(参考文献1)もあります。
心房細動の患者さんにとって左心耳は危険な血栓製造所です。 左心耳にできた血栓が剥がれ血流に乗って大動脈→頚動脈を経て脳の血管に詰まり脳梗塞を引き起こします。

抗凝固薬による心房細動性脳梗塞予防治療について

心房細動性脳梗塞の一般的な予防法は、抗凝固剤を服用する抗凝固治療とよばれるものです。

 

凝固機能とは何でしょうか?

の機能は本来人間を含めカラダの中に血液が循環する生き物にとって必要不可欠な血液の機能で、この機能があるからこそ、怪我をしたときなどに血液が固まり出血が止まってくれます。したがって抗・凝固剤はその重要な機能に抗う薬剤であり、生体にとっては”毒”といえます。実際、殺鼠(ネズミ)剤[=クマリン]として今でも広く使用され、出血を起こさせてネズミを駆除します。

 

抗凝固治療は、この毒性を利用し全身の凝固機能を抑制することにより、心臓~血管内の血栓形成を抑える治療法です(心臓に限局して効果が出る抗凝固薬は残念ながらありません。) 血液を‟サラサラ”にする効果があるという説明を受けて飲まされている患者さんも多いですが、抗凝固薬に「赤血球を‟サラサラ”流す効果」はありません。抗凝固治療以外に選択肢がない病態や心臓人工弁移植後などの特殊な状況下では、比較的毒性をコントロールしやすい(いざという時は効き目をすぐに中和できる)ワファリンという抗凝固薬が、知識と経験の豊富な専門医による厳重なモニタリングのもとに使用されています。ちなみに、わたしを含めた心臓人工弁を扱う心臓外科専門医は皆、ワファリンの効果や危険性を熟知した抗凝固治療のエキスパートでもあります。バファリンなどの「抗血小板薬」は心房細動性脳梗塞の予防法として抗血栓効果がないだけでなく、脳梗塞を重症化します。

抗凝固治療は、クスリを飲むだけですので、心房細動性脳梗塞のリスクが高いと判断された患者さんにすぐに始められるという利点がありますが、一旦飲み始めたら、一生の間、十分な量を、休薬することなく続けなくてはなりません。しかし、もっとも危険な副作用(=出血)のあるクスリを長期間何事もなく服用し続けるのは困難で、多くの患者さんにとっては、ある意味、安全の保障のないネット(網)の上で一生綱渡りを強いられるようなものです。どの患者さんも長い一生の間には、いろいろな理由(出血などの副作用が出た、手術を受ける必要がある、怪我をした、等)により休薬や減量を余儀なくされることがあるはずで、そのたびに脳梗塞のリスクに晒される患者さんも多いでしょう。

 

代表的な抗凝固薬はワファリンですが、高齢者が多い心房細動の患者さんの中にはワファリンの効果を適切な範囲に調節するのが困難だったり出血性副作用などで使用禁忌となる方が少なくないのが現状です(抗凝固治療が必要な心房細動の患者さんの14%40%がワファリン使用不適切症例であるという報告もあります: 参考文献2)。プラザキサから始まった新しい抗凝固薬も決して魔法のクスリではなく同様の危険性があります(参考文献3)。最近の報告によれば「間質性肺炎」は新しい抗凝固薬に共通した致死的になるうる怖い副作用です。抗凝固治療が必要な心房細動の患者さんの35%はプラザキサが十分に投与できない理由(70歳以上、腎機能低下、ベラパミル・アミオダロン使用、消化管出血の既往)を持っていると報告されていますが、誰でもやがては70歳以上になることを考えれば、ワファリンと同様、すべての患者さんにとって、遅かれ早かれ、使用困難なクスリになるといえます。年を取って抗凝固治療がむつかしくなった心房細動の患者さんは、必然的に、より大きな脳梗塞の危険に晒されることになります。

 

また、抗凝固治療の継続による身体的・心理的な負担が大なり小なり患者さんのQOL(生活の質)を落とすという報告もあります(参考文献4) 

“心房細動に対する新しい治療法=WOLF-OHTSUKA法” は二刀流(脳梗塞を予防し脈も正常化)

私(大塚)が行っている“心房細動に対する心臓内視鏡外科手術:WOLF-OHTSUKA法” は、次の2つのことを行います(医療保険使用できます)。
 

① 脳梗塞を起こす血栓の発生部位である左心耳を完全に閉鎖する。

(手術動画:患者さんの承諾を得てアップしました
https://www.youtube.com/watch?v=xTHPUlOgti0&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=n7kHUIpPgHQ&feature=em-upload_owner

ステープラーという内視鏡手術で使用する道具を使います。組織を瞬時に切ると同時に3列の医療用ホチキスで閉鎖します。カテーテルによる方法(心臓の中から左心耳内に詰め物を移植して左心耳をふさぐ)の臨床結果に比べ、安全性(出血などの重大合併症を起こさない)と確実性(どんな大きさや形の左心耳でも残さず閉鎖する
)および経済性(使用する道具が圧倒的に廉価)に優れ、また、手術時間(20-30分)も圧倒的に早く「世界最速の左心耳閉鎖法」といわれています。カテーテル法と異なり、ほとんどの患者さんが術後ただちに(一部の患者さんが手術1か月後に)抗凝固治療(血液サラサラ!といわれているお薬)から離脱でき、抗血小板薬の補助も不要です。左心耳をいじらずにその根元でさっと切るため、左心耳の先端に血栓が疑われても切り取れるのはWOLF-OHTSUKA法だけでしょう。
  
 

② 乱れた脈をアブレーションという方法で矯正する。


①だけでなく②も行うのが「WOLF-OHTSUKA I」で、 ①のみを行うのが「WOLF-OHTSUKA II 」です。患者さんの希望を踏まえますが、基本的に、頻脈症状のある方やアブレーションの長期的効果が期待できる患者さんにWOLF-OHTSUKA I を行います。(今のところ、おおよそ4:1の割合でWOLF-OHTSUKA I をお受けになる患者さんの方が多い)。アブレーションはW-O法オリジナルの左側左房一括隔離(左心耳と左肺静脈を一括して隔離する方法)、右側の肺静脈隔離、上大静脈隔離、左房後壁のボックス隔離を基本としています。このようにWOLF-OHTSUKA法は2つの敵<不整脈と脳梗塞>を一度に相手にする二刀流の治療法です。

 

 

WOLF-OHTSUKA法には次の3つの効果があります。

① 脳梗塞予防効果
切り取った左心耳は2度と生えてきませんので、この効果は一生維持されます。脳梗塞リスクの高い患者さんを中心にWOLF-OHTSUKA法を行っていますが、2016年3月現在、心原性脳梗塞回避率はWOLF-OHTSUKA I法 で99.6%、II法で99.3%です。

② 抗凝固治療からの離脱効果
出血性病変(消化管出血など)を持つ方など抗凝固治療が困難な患者さんは言うに及ばず、抗凝固治療によって日常生活に支障がある方や不安をお持ちの患者さんにとって離脱効果は大きいといえます。2015年5月現在、抗凝固治療離脱率は99.3%です。


③ アブレーション効果
WOLF-OHTSUKA I法のアブレーション治療成績はカテーテル法による初回成績より圧倒的に良い(発作性心房細動では5年洞調律維持率92%)。

 

3大効果に加え、WOLF-OHTSUKA法の特徴はその安全性と低侵襲性です。2018年2月の時点で合計1000例の手術を行いましたが、出血などの手術合併症による死亡例は無く、高齢の方(最高齢:94歳)にも安全に手術が行われています。また、WOLF-OHTSUKA法は、心房細動を併発した心臓弁膜症に対する「メイズ」という開心術を原点としていますが、心臓の外側から「肺静脈隔離」ができるようになった最新のテクノロジーや手術器械などを駆使して、開胸せず人工心肺も使わず、“内視鏡の助け”を借りて行う、低侵襲(=患者さんに優しい)手術です手術の詳細、手術成績)。

内視鏡手術というと、キズは小さいが、安全性や確実性が損なわれ、従来法より時間のかかる難しい手術だと思われる方もおられますが、必ずしもそうではありません。治療対象となる左心耳や肺静脈は心臓の背部に位置し、従来の胸骨正中切開創からでは非常に見えにくい場所にありますが、内視鏡を使用することにより、手に取るようによく見え、操作しやすくなります。これにより安全性・確実性を向上させ、手術時間も従来法よりはるかに短縮できました。さらに、W-O法オリジナルの左側左房一括隔離(=左心耳と左側肺静脈を一括して隔離する手技)を開発して、慢性心房細動の治療において従来法よりも良好な成績を上げることに成功しました。(論文:Ohtsuka T et al. En bloc left pulmonary-vein and appendage isolation in thoracoscopic surgery for atrial fibrillation. Ann Thorac Surg in press)


 WOLF-OHTSUKA法の手術時間は、WOLF-OHTSUKA I (アブレーション+左心耳切除)の場合 1時間-1時間半、WOLF-OHTSUKA II (左心耳切除のみ)の場合 20-30分で終了します。手術後の在院日数はI法で5日、II法で3日程度です。


低侵襲心臓・胸部外科手術のパイオニアとして世界的に有名な、また私の米国臨床留学時の恩師であり長年の親友でもある、心臓外科医のランドール・ウルフ氏がこの手術の原型である “ウルフ・ミニメイズ法”を考案し、これまでに世界中で2000人以上の心房細動の患者さんがこの治療を受けています。(http://www.wolfminimaze.com/ )

W-O法の創部 内視鏡手術の風景 内視鏡映像:左側のアブレーション(左心耳と肺静脈を一括して隔離) 内視鏡映像:4a=左房天井焼灼、4b=左房後壁焼灼、4c=右肺静脈隔離、4d=上大静脈隔離

左心耳切除: 恐ろしい心房細動と戦い患者さんのQOLを改善し医療経済にも貢献できる強力な武器

左心耳を完全に閉鎖(または切除)する治療は心房細動において「理想的な抗凝固治療」に劣らない脳梗塞予防効果を発揮し抗凝固治療を不要にできることが証明されています。したがってWOLF-OHTSUKA法において「左心耳切除」は重篤な脳梗塞を突然惹き起こす恐ろしい心房細動と戦う強力な武器として特に重要です。左心耳を切り取って大丈夫?と質問する方もいらっしゃいますが、心房細動の患者さんにとって惜しむべき"左心耳の役割"などなく、実際、左心耳を切り取って心臓の調子が落ちたなどのデメリットを被った患者さんはいません。切り取るというと恐ろしげに聞こえますが、シンプルな道具であっという間に安全かつ完全に切り取ると同時にしっかりと閉鎖することができます。大きな左心耳ほど脳梗塞のリスクが高まり、慢性化した心房細動では左心耳入口部の長径が5cmを超えるものが多いですが、大きな左心耳でも確実に閉鎖できるのはWOLF-OHTSUKA法だけです。

アブレーション"だけ"で脳梗塞を長期的に予防できるのではないか?と思われる方もいらっしゃると思います。アブレーションで心房細動が"完治"すれば、一石二鳥で脳梗塞の危険も消えて抗凝固薬も永久に飲まなくてよくなるはずです。そのようなラッキーな患者さんもいるかもしれませんが、多くの場合そうではありません。なぜなら、WOLF-OHTSUKA法であれ、カテーテル法であれ、アブレーションは決して完治的治療ではなく、長期的にみると心房細動(特に慢性心房細動)は再発しやすく、なおかつ どの患者さんにいつ再発するか予想できないからです(最近の報告
[参考文献6]によると、カテーテル・アブレーション1年後に87%の患者さんが正常な脈を維持できていても5年後には63%にまで減少します)。再発すれば、年齢を重ねた分、脳梗塞の発症リスクのみならず抗凝固治療のリスクも上がってしまいます。

結局、最新の抗凝固治療も、最高のアブレーション治療も 「高齢化によってますます深刻化する心房細動性脳梗塞」 に十分対処することはできず、問題を姑息的に先送りしているにすぎないのが現状です。先送りされた問題はさらに危険なものとなって患者さんをおそいます。WOLF-OHTSUKA法はこのジレンマを左心耳切除によって克服するものであり、アブレーションがうまくいった患者さんにとっても左心耳切除は将来の危険を見据えた“保険”になるといえます。

 「左心耳の閉鎖は
脳梗塞予防効果において抗凝固治療に勝る」ことは証明されており、もっとも権威のある医学雑誌JAMAにも報告されています(参考文献7)。また、WOLF-OHTSUKA 法による左心耳切除の持続的な脳梗塞予防効果を証明するため手術成績をまとめ、

「“脳梗塞や他の血栓塞栓症を発症したにも関わらずワーファリン服用が困難である”という条件で選んだ“アブレーション治療に抵抗性の慢性心房細動”の患者さんに対して内視鏡下に“左心耳切除のみ”行い、ワーファリンを直ちに中止しても持続的な脳梗塞予防効果が得られた。」

という内容の原著論文を心臓病学で 最も権威ある医学雑誌 Journal of American College of Cardiology (JACC) に投稿し掲載され(参考文献8: http://content.onlinejacc.org/article.aspx?articleid=1654981)、その優れた脳梗塞予防の中期成績も不整脈の専門誌であるHeart Rhythm Journalに掲載されました(https://www.heartrhythmjournal.com/article/S1547-5271(18)30513-7/fulltext)。
また、第27回ヨーロッパ 心臓胸部外科学会(2013.10), 第54回米国胸部外科学会(2018.1)にてWO法の臨床結果を報告しました。 https://www.facebook.com/photo.php?v=233439643488828&set=vb.100004683812669&type=2&theater
WOLF-OHTSUKA法の有用性が世界的にも認められたといってよいのではないかと思います。

また、抗凝固治療を離脱すると、納豆が食べられる程度のことのみならず、患者さんのQOLが改善されます。最新の研究報告でも左心耳を閉鎖し抗凝固治療をやめられた患者さんは抗凝固治療を継続している患者さんに比べ良質なQOLを保てることが証明されています参考文献4)。“手術をうけた患者さんからのお便り”をご覧いただくとわかりますが、WOLF-OHTSUKA法は抗凝固治療で失われたお年寄りの元気と活力を回復することができます。

さらに、左心耳切除術は抗凝固治療やカテーテルで左心耳に詰め物をする方法に比べ、コスト面でも有利です。新しい抗凝固薬はいずれも高価で、一日量の薬価は546円になりますが、3年半程飲み続ければWOLF-OHTSUKA II の手術および入院コストを軽くオーバーしてしまいます。今後日本の人口は減少しますが高齢化により心房細動の患者さんはますます増加します。限りある医療資源を節約しながら効率よく使用しなければなりませんが、左心耳切除術は医療経済面でも貢献できるのです。   
切り取った左心耳: 左心耳は大きいものや分葉化したものが脳梗塞を起こしやすい。 切り取った左心耳 左心耳が完全かつ平坦に閉鎖されスモークサイン(血流うっ滞のサイン)の消失も認められる

左心耳閉鎖の新たな効能: 高血圧、糖尿病、高脂血症に対する効果

カンザス大学のラキデリ教授グループとの共同研究により、W-O法のように左心耳を取り去ったり、クリップなどで左心耳壁の血流を遮断することにより、高血圧を緩和する効果があることがわかってきました。実際、W-O法をお受けになった患者さんで、高血圧が治ったり、降圧剤を減らすことができた患者さんがたくさんおられます。左心耳にデバイスをはめ込むウォッチマンのような方法では左心耳壁の血流を遮断できないので、この効能は得られません。なぜ、左心耳閉鎖に降圧効果があるのかは、これからの研究にゆだねられますが、内分泌・神経学的効果がレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系に作用しているのではないか?と推測されています。さらには、左心耳閉鎖が、インスリンやアディポネクチンを増加させて、糖・脂質代謝に好影響を与えるということもわかってきました。糖尿病や高脂血症の予防にもつながる可能性があります。高血圧、糖尿病、高脂血症に対し効能があるとすれば、左心耳閉鎖は、心房細動患者さんの血栓性脳梗塞予防効果に寄与するのみならず、動脈硬化性の脳梗塞にすらプラスの効果があるといえるかもしれません。

[左心耳閉鎖の降圧効果論文]
Mohit K. Turagam, Venkat Vuddanda, Niels Verberkmoes, Toshiya Ohtsuka, et al.
Epicardial Left Atrial Appendage Exclusion Reduces Blood Pressure in Patients With Atrial Fibrillation and Hypertension

J Am Coll Cardiol in press

[左心耳閉鎖の糖・脂質代謝に与える効果論文]
Dhanunjaya Lakkireddy, Mohit Turagam, Muhammad Rizwan Afzal, et al.
Left Atrial Appendage Closure and Systemic Homeostasis
The LAA HOMEOSTASIS Study
J Am Coll Cardiol 2018;71:135-44.

“WOLF-OHTSUKA法”はどのような患者さんに最適か?

脳梗塞予防を得意とするWOLF-OHTSUKA法を「特に」推薦したい心房細動の患者さんは次のような方です。  

 

 

①:脳梗塞予防のための抗凝固治療を受けていて(あるいは近い将来必要で)、アブレーション治療の適応もある患者さん

 

→WOLF-OHTSUKA I により同時に両方の治療(脈を正常化し抗凝固治療を不要にする)を行えます。

 :脳梗塞予防のために抗凝固治療を受けているが、出血・貧血などの副作用や高齢・認知症・腎機能障害などの医学的理由(あるいは社会的・経済的理由)により、有効な治療を安定して継続するのがむつかしい方; QOLが損なわれているが我慢を強いられている方; 将来的な不安を感じている患者さん

 

→WOLF-OHTSUKA II により抗凝固治療を離脱できます

 

 :主治医から「抗凝固治療をそろそろ始めましょう。脳梗塞のリスクが高い〈CHA2DS2-Vascスコアが2点以上〉ので減量したり休薬したら危ないですよ」 といわれた患者さん

 

→WOLF-OHTSUKA II により抗凝固治療が不要になります

 

 

注1: CHA2DS2-Vascスコアは心房細動性脳梗塞リスクの指標で、2点以上の患者さんは脳梗塞リスクが高まるため予防治療が必要といわれています   

☆ CHA2DS2-Vasc スコア(該当項目の総合点)  
うっ血性心不全=1点; 高血圧=1点; 脳梗塞の既往=2点; 75歳以上=2点; 65歳‐74

歳=1点; 糖尿病=1点; 心筋梗塞や下肢動脈閉塞の既往=1点; 女性=1点      

→ たとえば、65歳(1点)で高血圧(1点)の女性(1点)はCHA2DS2-Vascスコア=3点

 

注2:心房細動以外に、全身あるいは心臓内の血栓形成性を高める病態がある場合は、左心耳切除のみでは不十分です。手術前にそのような病態、疾患がないかどうかスクリーニング検査を行い、手術の適応を決定しています。


 

 

 

 ご質問のある方、コンサルトご希望の方はCONTACT<お問い合せ>にお入りください

慢性心房細動歴10年の患者さんの術前(上)術後5年(下)の心電図: 術後5年間洞調律を維持している。 心房細動セミナーでの講演 国際学会での発表(モントリオール)
ページの先頭に戻る